ノロイのまとめ

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■登場人物 

  • 小林雅文(主人公):心霊現象を追う怪奇実話作家。ドキュメンタリー映像作家。
  • 石井潤子:小林が取材で出会ったキ◯ガイじみた女性。言い方や些細な事で切れる。
  • 松本まりか:リポーター。基本性格は明るい。
  • 堀光男:「霊体ミミズ」を警告する霊能者。全身をアルミホイルで覆った奇妙な格好をしており、不気味な言動・行動を繰り返す。
  • 矢野加奈:超能力を持つ少女。ある番組に出たことがきっかけで呪いに巻き込まれる。
  • 石井潤子の子供:大人しく言葉を発しない。物語のキーになる。
  • 大沢真一:堀光男が霊視で見つけた青年。後に呪いの犠牲になる。
  • 小林景子:小林氏の妻。

 

■ショートプロット

怪奇実話作家である小林雅文

取材でカグタバのノロイに触れ、全てを失い、

カグタバの恐怖が拡散するお話

 

■物語の流れ

  1. 一本のテープが映しだされ、小林雅文にこれから振りかかる不幸なことが映し出される。
  2. 小林が石川潤子のことで、近所に住む奥さんに取材をする。
  3. 石川潤子に取材しに行く
  4. 出てきた石川潤子が突然切れはじめて小林は家から追い出される。
  5. 撮影していたテープがおかしくなり、音声研究所で解明すると子供の泣き声が入っていた
  6. 超能力番組で矢野加奈ちゃんのことが映しだされ、トランプを当てたり、コップに白い液体を集める超常現象を披露する。
  7. 心霊番組で、まりかがアンガールズと一緒に心霊スポットでレポートをしている。
  8. 突如まりかが発狂。
  9. スタジオに移り超能力者の堀光男に霊視してもらう。
  10. 登場早々、只ならぬ雰囲気にキョドる堀。
  11. まりかに堀が突然襲い掛かり「鳩が山だ!」と連呼して掴みかかる。番組から強制退場させられる。
  12. 小林がまりかレポートした心霊スポットの映像を解析する。白い人の形をした影が映し出される。
  13. まりかがバラエティー番組で、超能力者堀光男を取材する。
  14. 霊体ミミズやビリビリなどと意味不明なことを言う。堀がどういうキャラクターなのか紹介する。
  15. 小林が加奈ちゃんの両親に取材する。
  16. 全身アルミの男に連れ去られたと両親は告白する。
  17. 堀の家に尋ねる。
  18. 堀は狂ったように、加奈ちゃんの居場所を霊視する。
  19. 心霊番組で一緒になった、まりかから電話があり、小林が取材する。目黒区のマンションで、小林に心霊現象を語る。
  20. 小林は、堀が霊視した場所に行く。
  21. 堀が霊視したマンションの部屋と住人(大沢真一)が特定される。隣の住人に事情聴取をする
  22. 大沢真一の部屋を張り込んでると、大沢真一がベランダから出てきて鳩を鷲掴みにする。
  23. 数日後、大沢真一は姿を消す。
  24. まりかの部屋から拾った音声を分析すると「カグタバ」という音声が入っていた。
  25. 小林はカグタバを調査する。
  26. 下陰村の郷土史を研究している谷村に会う。
  27. カグタバとは、下陰村に代々伝わる鬼祭りに出てくる鬼のことだとわかり、代々供養してきた。
  28. 石井潤子が子供と一緒に下陰村に引っ越してきたことがわかり取材に行くが、例のごとく、すごい剣幕で追い返される。
  29. 石井潤子のことで近所を取材するが、みんな避ける。
  30. まりかの周りで不幸が次々と見舞われる。親友が死んだりと情緒不安定になる。小林に家に一時居候させる。
  31. まりかと小林の奥さんが料理を作っていると、突如まりかが意味不明な言動を繰り返し倒れる。そのあと、窓に向かって鳩が突撃して死ぬ。
  32. まりかは、堀の言ってるとおり、鳩が来たら自分は呪い殺されるんじゃないかと、小林に話す。
  33. 小林は堀に助けを求める。
  34. 下陰村のダムに堀と一緒に行き、まりかに儀式を行いノロイを断ち切る。
  35. 堀が暴れだし、加奈の名前を叫びながら、探しに行く。
  36. 加奈が居たであろう場所にはカグタバの儀式を行った跡があり、そこら辺に動物の死体が転がっている。
  37. 堀とまりかはパニックになり倒れる。小林が近くの病院に送る。
  38. 小林は独りで石井潤子の家を調査する。
  39. 潤子と加奈が死んでるのが見つかる。
  40. 少年を見つけて保護する。
  41. カグタバだったとみられる石井潤子が死んだことで事件は解決し、まりかは元気になる。堀は精神病院に送られる。
  42. カグタバのノロイを一見解決したようにみえたが、後日、堀は土管に入って死に、小林の家は全焼。
  43. 小林が所属していた編集部にビデオが届く。
  44. ビデオの中身は、堀が小林の家を訪問し、少年を殺しにかかる内容だった。実は石井潤子がカグタバではなく、その子供がカグタバであった。
  45. ノロイにかかり堀は土管に入って死に、小林の奥さんは焼身自殺をする。小林は行方不明になり終わる。

 

■印象に残ったシーン

  • 堀の挙動。
  • 霊体ミミズ。
  • 堀の作ったダンボールハウス
  • 堀が精神病院に入院したとき、遠景で病院を写し、テロップで入院したことが書いてあったシーン。
  • 子供に石をあてがう錯乱状態の堀。
  • 心霊番組のナレーターの「何が鳩だバカヤロー」
  • 石井潤子の「なんでそんな言い方ができるんだ」と迫るシーン。
  • カグタバのお面。

 

■感想

ノロイという映画は、モキュメンタリーという、ドキュメンタリー風の撮影手法です。そのため素人臭さが出ているんですが、妙にリアルティーがあって、予測不可能感が漂ってきます。

個人的には大好きな手法で、これだけでも期待できたりします。

 

小林という主人公の目を通して真実に迫っていくのですが、事件の真相など途中どうでも良くなります。出てくるキャラクターが濃く、コントを観てるような錯覚に陥いるからです。途中、堀さんのことで頭が一杯になり全編通して大爆笑でした。掛け合いが面白すぎます。

 

堀さんの「鳩が山だ!」が頭から離れません。

 

内容は大して頭に入っておらず、役者さんの事が気になった映画は珍しいです。

 

スピンオフでもいいので、堀さんに焦点を当てた映画を作ってもらいたいものです。

 

 

 

良かったら買ってね。