マッドマックス怒りのデスロードのまとめ
■登場人物
- マックス:元警察官。クールでドライ。過去のトラウマに悩まされ続けている。本作まわりが濃すぎたせいか淡白な主人公になってしまっている。
- フィリオサ:義手の女で、インモータン・ジョーから信頼されている女。タフで男勝り。
- 緑の地のみを希望としている。
- ニュークス:全身白塗りのスキンヘッドで輸血なしでは生きていけない。インモータンジョーの狂信者。
- インモータン・ジョー:ウェイストランドを支配する司令官であり教祖。独自の宗教をねず化している。病に冒されており、全身真っ白で呼吸器が無いと生きていけない体。
- インモータン・ジョーの5人の妻:子の産みの親でインモータン・ジョーの妻の5人。
■印象に残ったところ
■感想
本作は全シリーズ同じ監督のジョージ・ミラーです。ディストピアの新たなる新境地を作り出し、日本の漫画にも多大な影響を及ぼしたカルト化した伝説の作品です。
畏れ多い作品ですが、自分が観た正直な感想を語ります。
コンセプトアートは非常に良いのです。非常に。 子供の頃、日曜洋画劇場の定番だった作品で、北斗の拳にも影響受けてる自分は、観ただけで懐古心がくすぐられます。登場人物は個性的で、シルエットだけでもそれが誰なのかわかります。マッドマックスの名に違わず、脇役の暴走族集団でさえ最高にマッドな感じです。
が・・・・しかし・・・ただそれだけなんです。
ゴージャスなのは外見だけで、キャラクターの性格や物語が薄っぺらいんす。
ジェットコースター映画に深みを求めること自体ナンセンスかと思いますが、それが映画の後半になるにつれて残念な感じになってきます。
映像は終始、ハイテンションで、長時間続きます。そして、ずーーーっと同じコントラストのテンションで、テンションが高いんだけど、起伏がないみたいな錯覚に陥り眠くなってきます。
この現象はどっかで経験したなと思い、ハッと気付きました。
マイケルベイのトランスフォーマーだと。(自分はマイケルベイ現象と呼んでいます。)
とうとう、我慢できずに、途切れ途切れ寝てしまいました。
多分、自分の目が肥えただけなのかもしれません。最近のハリウッド映画はクオリティーが凄まじいため、そこから1歩や2歩抜きん出たものをマッドマックスに求めすぎなのであって、映画史の中でいったらトップレベルなのだと思います。調子こいてすみません。
でも、マーベル系の映画のせいか食い付きが足りなかったんです。
ジョージ・ミラー本人によるリブートで期待していたんですがね・・・。
ただ、シャーリーズセロンが演じるフィリオサは、汚い役を演じても美人だなと思いました。美人は美人という自然界の不公平さをスクリーンを通して悟り、そこだけは心に響きました。